契約になかった条項
第12話

ふたりだけに自由に

2026-07-13

登場人物: ウヒョン

二度遮られたあの問いが、今ふたりだけに自由に #2じゃあ、聞くよ。ふたりだけに自由に #3引き剥がそうとしたわけじゃなかったふたりだけに自由に #4指先に、彼の脈が触れるふたりだけに自由に #5速い。表情とはバラバラに打っているふたりだけに自由に #6私以外の人にも。ふたりだけに自由に #7ふたりだけに自由に #7この温度?ふたりだけに自由に #9今度は、何も遮らなかった「好きですか」じゃなかった確かめたかったのは、君の温度の幅ここにいると伝える温度でふたりだけに自由に #13君の答えひとつに、縛られたまま座っているふたりだけに自由に #14ちがう。ふたりだけに自由に #15ふたりだけに自由に #15ふたりだけに自由に #16その一瞬の瞬きに、半年が宿っていた。ふたりだけに自由に #17あった距離が、今はない。ふたりだけに自由に #18ふたりだけに自由に #18ふたりだけに自由に #19それでも、引き出しを開けた。ふたりだけに自由に #20カン・ドウォン。 半年間、開けなかった。ふたりだけに自由に #21開けても、消しても、捨てても。ふたりだけに自由に #22あなたが決めて。ふたりだけに自由に #23一番隠してきたものの、処分権。ふたりだけに自由に #24開けない。読まない。ふたりだけに自由に #25一度。ふたりだけに自由に #26二度。ふたりだけに自由に #27寛大さじゃない、わがまま。ふたりだけに自由に #28ずっと掴んでいたものを、手放す人のように。ふたりだけに自由に #29ふたりだけに自由に #29ふたりだけに自由に #30額と額が、触れ合った。ふたりだけに自由に #31視線を逸らす場所がない。ふたりだけに自由に #32半年。ふたりだけに自由に #33沈黙は、言葉よりも正確だった。ふたりだけに自由に #34息が止まったのは、あなたの方だった。ふたりだけに自由に #35それでも、引いた。ふたりだけに自由に #36これは。ふたりだけに自由に #37契約書の外で、したい。ふたりだけに自由に #38急がない、ということ。その一歩引いた距離が、約束の代わりだった。今度は、契約書だった。ふたりだけに自由に #41ふたりだけに自由に #41ふたりだけに自由に #42「お互いに、自由に」ふたりだけに自由に #43ふたりだけに自由に #43ふたりだけに自由に #44一度。まっすぐに。ふたりだけに自由に #45ペン一本なのに、半年かかった。ふたりだけに自由に #46ふたりだけに自由に #47怖いのは、契約を破ることじゃない。ふたりだけに自由に #48白紙一枚の前で、止まってしまう手。ふたりだけに自由に #49ふたりだけに自由に #49無意識のように、ドアノブを回す。ふたりだけに自由に #51理由がなくなってはいけない、という手癖。ふたりだけに自由に #52ふたりだけに自由に #52ふたりだけに自由に #53「お互いにだけ、自由に」ふたりだけに自由に #54縛るんじゃなくて、同じ方を向いているだけ。ふたりだけに自由に #55ペンは、まだ彼の手の中に。ふたりだけに自由に #56まだ、一言残っている。聞いてもいい?ふたりだけに自由に #58うん。ふたりだけに自由に #59半年間、間違ったシロップ半プッシュで。ふたりだけに自由に #60言い訳を作ってたじゃないか。ふたりだけに自由に #61さっきも、ハンドルを回した。ふたりだけに自由に #62理由がなくなったら。ふたりだけに自由に #63そのときも、私のコーヒーのハンドルを回してくれる?ふたりだけに自由に #64ふたりだけに自由に #64ふたりだけに自由に #65ふたりだけに自由に #65ふたりだけに自由に #66間違ったコーヒーを、飲んだ。ふたりだけに自由に #67もう理由はない。ふたりだけに自由に #68ただ、お前が飲むコーヒーだから向きを直すんだ。ふたりだけに自由に #69ふたりだけに自由に #69ふたりだけに自由に #70でも。日付は今日にして。ふたりだけに自由に #71半年遅れたんだから。ふたりだけに自由に #72空いているのは、もう一マスだけ。